福岡市への移住を検討している方の中には早良区への移住を希望している方も多くいます。
地下鉄空港線・地下鉄七隈線の2種類が使える環境に加えて、北側と南側で違った一面が見られるのは早良区の特徴です。
今回は早良区の治安を中心に解説しながら、早良区の住みやすさや犯罪発生件数などをあわせてご紹介しています。
福岡市早良区に移住を検討している方はぜひ参考にしてください。
早良区の治安は良い?悪い?
福岡市早良区を全体的に見た時の治安は全く悪くありません。
むしろ、教育機関が充実していて、子育てに適した環境として移住者から高い評価を得ています。
しかし、早良区の治安は北側と南側で異なることを知っておく必要があります。
早良区の北側、主に西新や室見、ももち浜周辺には福岡タワーや西南学院大学など福岡市を代表する施設が多く、早良区のイメージのほとんどは北側に該当します。
利便性や教育機関などを含めると、早良区でも特に治安の良い街として知られています。
早良区の南側、主に原や荒江まで南下すると静かな住宅街が並んでおり、田舎寄りの雰囲気が強い印象です。
北側と南側で治安に大きな差は見られませんが、都市開発が盛んに行われている北側に比べて、南側は道路の整備や建物の建て替えがやや遅れている印象があります。
細い道の街灯の整備が進んでおらず、暗い道が多いのも南側だと思います。
早良区には多くの小学校や中学校が設立されているため、保護者や警察の目にも止まりやすいエリアで、目立った危険はありません。
しかし、北側と南側で治安の違いがあることを覚えておきましょう。
実際に早良区内に住んだ経験がある方の口コミまとめ
ここからは実際に早良区内に住んだ経験がある方の口コミをまとめています。
早良区に住んだ経験がある方の多くは、とにかく住みやすいことを書いている方がほとんどでした。
特に小学校・中学校の多さから警察の巡回が多く、女性でも安心して暮らせる環境が整えられている点は高く評価されています。
治安が悪いといった口コミは全くなく、安全に暮らせることが伺えます。
早良区の北側に住んだ方からは、夜中に学生の声がして騒がしい時があるとの口コミも多数見られました。
北側には西南学院大学があり、近くの西新商店街で飲み会をしている可能性もあります。
また、道路が狭く渋滞が発生しやすい点は、早良区のデメリットと言えるでしょう。
とはいえ、早良区全体を通して治安が悪いエリアはなく、安心して暮らせる街だとわかります。
早良区の治安が悪いと言われる理由は?
早良区の治安が悪いと言われる理由は特に見当たりませんが、強いて言うのであれば憶測だけのレビューや意見に引っ張られている印象があります。
上記でご紹介した内容を含め、数多くの口コミを見てみましたが、実際に住んだことがある方からは治安が悪い印象がないことは明らかですよね。
しかし、掲示板サイトでは強い口調で治安が悪すぎるといったことが書かれており、福岡市民から見れば憶測だけで語られているのがはっきりとわかります。
正直、東京都や大阪府に慣れている方からすると、知名度もなく廃れた街に見えるかもしれませんが、福岡市民から見れば住みやすい街といった印象が強いです。
早良区には治安が悪いエリアがなく、移住者からも高い評価を受けている行政区だと思ってください。
早良区の住みやすさとは?
早良区は福岡市の中でも住みやすさに特化しており、北側と南側では違う一面を持つことをご紹介しました。
ここからは早良区の住みやすさについて解説していきます。
家賃・マンション相場
早良区は立地や人気度から家賃・マンション相場は高めに設定されています。
しかし、西南学院大学の校区に含まれるため、家賃の安いアパートやマンションが借りられるのも早良区の特徴です。
早良区の家賃・マンション相場をホームズの「福岡市早良区の家賃相場情報」から引用して下記にまとめています。
ワンルーム | 1LDK | 2LDK | 中古マンション価格(平均) | |
---|---|---|---|---|
早良区 | 58,300円 | 79,700円 | 137,800円 | 2,542万円 |
博多区 | 60,200円 | 78,300円 | 123,300円 | 2,257万円 |
中央区 | 58,400円 | 95,900円 | 167,000円 | 2,591万円 |
西区 | 48,800円 | 64,800円 | 97,900円 | 2,183万円 |
南区 | 48,900円 | 77,900円 | 110,300円 | 1,924万円 |
東区 | 51,900円 | 69,700円 | 87,500円 | 2,044万円 |
城南区 | 53,600円 | 85,800円 | 143,400円 | 2,185万円 |
マンション価格は価格が安定している築20年以上の中古マンションの価格を掲載しております。
価格には一定の変動があるものの早良区の家賃・マンション相場は、福岡市の7区では高い位置付けです。
特に家族暮らしで多く選ばれている2LDKの間取りでは、中央区・城南区に次ぐ3番目に高いエリアだとわかります。
あくまで参考程度ですが、早良区に移住を検討している方は、それなりの費用がかかると考えておきましょう。
利便性・交通アクセス
早良区は、北側に地下鉄空港線、南側に地下鉄七隈線が通っており、福岡市の中でも屈指の利便性を備えているエリアです。
地下鉄の路線が2つ通っている行政区は福岡市の中でも重宝されており、物件選びの幅が広がる点においても早良区は人気です。
早良区内の地下鉄の駅は下記にまとめています。
地下鉄を移動手段として使いたい方はまず6つの駅を中心に物件を探せますよね。
もし、希望の条件が揃わずに別のエリアを探す場合でも、地下鉄の駅に沿って探せるので非常に便利です。
その他にも西鉄バスも利用できるので、早良区は移動手段に困らない街として移住者から高い評価を受けています。
子育て・教育環境
福岡市の中で最も教育機関が設置されている早良区は、子育てに最適な環境が整えられています。
早良区内には幼稚園から大学まで凄まじい数の教育機関が設置されており、とにかく学生が多いといったイメージです。
早良区の北側には西南中学校・高等学校や修猷館高校、西南学院大学など、有名な私立学校が名を馳せています。
また、早良区の南側には公立中学校や専門学校などが集まっており、とにかく子育てには困りません。
ここまで多くの学校がある行政区は早良区だけなので、子育てを機に移住を検討している方は早良区からエリア選びをはじめてみましょう。
犯罪件数・犯罪発生率
早良区は人口に対しての犯罪件数・犯罪発生率は、7つの行政区の中で最も低い数値を記録しており、安全に暮らせることがデータでも証明されています。
早良区の犯罪件数・犯罪発生率を福岡県警察が公開している「福岡県刑法犯市区町村別認知件数(令和6年1月〜6月)」からまとめてみました。
福岡市の行政区 | 人口(令和6年6月登録人口より引用) | 犯罪発生数 | 犯罪発生率 |
---|---|---|---|
東区 | 315,373人 | 1,177件 | 約0.37% |
博多区 | 232,722人 | 1,454件 | 約0.62% |
中央区 | 195,114人 | 1,249件 | 約0.64% |
南区 | 262,458人 | 718件 | 約0.27% |
西区 | 204,699人 | 763件 | 約0.37% |
城南区 | 125,391人 | 433件 | 約0.35% |
早良区 | 219,552人 | 568件 | 約0.26% |
上記の通り、早良区の犯罪発生数・犯罪発生率は、いずれも低い数値を記録していますよね。
特に犯罪の発生率は最低値で、データから女性でも安心して暮らせる街だとわかります。
あくまで憶測ですが、早良区は主にファミリー世代が多く住んでおり、目立った観光地もなくベッドタウンとしての位置付けになると思います。
天神や博多が含まれる中央区や博多区は、人の流れが非常に強く、犯罪が発生する可能性も高くなる傾向にあります。
住んでいる方だけでなく、観光客の犯罪も考えられますよね。
早良区は人の流れも緩やかで、人が密集しにくい環境が犯罪を抑制しているのかもしれません。
早良区のおすすめエリア7選
早良区は南北に広く、広いエリアの中から住みやすい場所を選ぶのは難しいですよね。
特に北側と南側では特徴や住まいの形も大きく異なるため、福岡市に疎い方であればなおさらわからないと思います。
ここからは福岡市早良区のおすすめエリアを7つご紹介します。
原
原は早良区の中でも中間に位置するエリアで、閑静な住宅街と田舎の雰囲気が漂う住みやすい場所です。
県道202号線を中心に栄えており、交通量は福岡市の中心部とあまり変わりません。
道路が狭いため、朝と夕方の通勤ラッシュでは渋滞が発生する印象があります。
原小学校・原中央中学校など教育機関が多数存在しているため、子育てにもおすすめです。
西南学院大学に通う学生がよく賃貸を借りる場所としても名が挙がり、一人暮らしであれば格安で借りられる可能性もあります。
地下鉄の駅がないので、西鉄バスでの移動が主流になります。
早良区でも家賃の安いエリアに住みたい方や都会すぎない雰囲気が好きな方におすすめです。
早良区原の治安や住みやすさが気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。
原の治安を中心に、実際に住んだ経験がある方のレビューや住みやすさについて詳しく解説しています。
福岡市早良区「原」の治安は良い?悪い?福岡市民が解説します。
次郎丸
次郎丸は早良区の南側に位置するエリアで、田舎の雰囲気が特徴の住みやすい場所として名が挙がります。
次郎丸にはアパートやマンションの他に、一戸建てが多く立ち並んでおり、主にファミリー世代から根強い人気があります。
福岡市の中心部から離れていますが、地下鉄七隈線が利用できる利便性とゆっくりと過ごせる田舎の雰囲気が人気です。
近くには有田小学校や次郎丸中学校などの教育機関にも恵まれており、子育てを中心に考える方にも適しています。
地下鉄と西鉄バスを状況に応じて使い分けられるので、自動車を所持していない場合でも問題ありません。
家賃相場もかなり安いため、家賃を安く抑えたい方や田舎の雰囲気が好みの方におすすめです。
次郎丸の治安について詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
次郎丸の治安に関する情報を中心に、次郎丸に住んだ経験がある方のレビューや利便性、住みやすさなどを詳しく解説しています。
室見
室見は室見川の支流に囲まれたエリアで、他のエリアよりも自然を多く感じられる住みやすい場所として有名です。
室見川の河口では毎年3月〜5月ごろにかけて潮干狩りが行われており、自然を身近に体験できる環境も魅力の一つです。
地下鉄空港線「室見駅」が利用可能で、利便性の高さも移住者からは高く評価されています。
天神や博多、福岡空港に乗り継ぎなしでアクセスできるのは地下鉄空港線ならではの特徴です。
子育てを中心に考えている方は、室見はやや不便かもしれません。
室見小学校があるものの、早良区内では教育機関がやや少なめなので、子育てを中心に考えている方は別のエリアもあわせて検討しましょう。
自然を感じられる環境が好きな方や利便性を重視する方におすすめです。
室見の治安について詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
室見の治安に関する情報を中心に、室見に住んだ経験がある方のレビューや利便性、住みやすさなどを詳しく解説しています。
藤崎
藤崎は早良区の北側に位置するベッドタウンとしても人気の街で、利便性の高さと子育てに適した環境が魅力の場所です。
地下鉄空港線「藤崎駅」と隣接するように「藤崎バス乗継ターミナル」があるため、地下鉄とバスを使い分けられる点は移住者から高く評価されています。
また、近くには商店街があり、サニー高取店やAyntime Fitness藤崎店など、一人暮らしにも家族暮らしにも適している環境です。
藤崎駅の近くには福岡県警察早良警察署もあるので、パトカーの巡回頻度は非常に高い印象を受けます。
しかし、利便性や施設の充実度、移住者からの人気を考えると家賃・マンション相場はやや高めのイメージを持っておきましょう。
ある程度収入が安定している人が集まっているので、大きな近隣トラブルに巻き込まれる可能性はごく稀です。
安心してお子様を送り出せる子育てに適したエリアを探している方や住んでいる人の質が良いエリアを探している方は藤崎がおすすめです。
藤崎の住みやすさや治安が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。
藤崎の住みやすさを利便性や犯罪発生件数、家賃相場などに分けてご紹介しつつ、実際に藤崎に住んだ経験がある方の口コミなど、移住に必要な情報をわかりやすくまとめています。
福岡市早良区「藤崎」の住みやすさは?治安や利便性などを福岡市民が解説します。
西新
西新は早良区の北側に位置するエリアで、西南学院大学や西新商店街などが並ぶ早良区の中で最も賑わっている場所です。
西南学院大学を中心に多数の教育機関が集まっており、子育てを中心に考えている方や女性の一人暮らしでも安心して暮らせます。
パトカーの巡回頻度も高く、教育機関が集まっている場所ならではの恩恵を受けられます。
西新には飲み屋が集まっている西新商店街と呼ばれる場所があり、西新の中でも商店街の周辺はあまり治安がよくない印象です。
夜はキャッチを見かけることもあるので、印象もあまりよくありません。
とはいえ、地下鉄空港線「西新駅」の利便性を重視して移住する方も多く、特別治安が悪いことはないので安心してください。
利便性を重視したい方や早良区の中でも都会の雰囲気があるエリアに住みたい方におすすめです。
西新の治安について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
西新の治安を中心に、住みやすさや犯罪件数、住んだ経験がある方の口コミなど住みやすさに関することをまとめています。
福岡市早良区「西新」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
野芥
野芥は早良区の南側に位置するエリアで、豊かな自然と閑静な住宅街が広がる住みやすい場所として名が挙がります。
福岡市の中心部から離れていますが、地下鉄七隈線「野芥駅」を利用すれば天神・博多へ乗り継ぎなしでアクセスが可能です。
周辺には4箇所の小学校が点在しているため、保護者や先生の目に止まりやすいのは親から見ても安心できますよね。
また、小学生が多い場所は警察の巡回頻度も高い傾向にあるので、女性の一人暮らしにもおすすめです。
家賃相場はかなり安く、金銭的負担が少ないのも野芥が人気の秘密です。
適度な田舎の雰囲気が好きな方や家賃を抑えたい方、学生におすすめのエリアです。
野芥の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
野芥に住んだ経験がある方のレビューを中心に、犯罪発生件数や家賃相場など移住に必要な情報をまとめています。
福岡市早良区「野芥」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
田隈
田隈は野芥のすぐ西側に位置するエリアで、一戸建てが並ぶ田舎の雰囲気が特徴の住みやすい場所として有名です。
田隈の大きな特徴として一戸建ての数が他のエリアよりも多いことが挙げられます。
中心地には田隈小学校があり、子育てを機に田隈に一戸建てを購入する方も多くいます。
住む場所によっては野芥駅までの距離が遠くなってしまうため、自動車の所持は必須かもしれません。
利便性だけを見ると野芥の方が優れています。
田隈は一戸建てが多く、長く住んでいる方も多いため地域のつながりは他のエリアよりも強い印象です。
地域の安全が保証されているのは、子育て世代にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
一戸建ての購入を検討している方や永住の地を探している方におすすめです。
田隈の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に田隈に住んだ経験がある方の口コミを中心に、利便性や犯罪発生件数、家賃相場などを実際のデータを元にわかりやすく解説しています。
福岡市早良区「田隈」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
田村
田村は田隈と隣接しているエリアで、田んぼが広がる静かな場所として移住者からも根強い人気があります。
田村は一戸建てよりも賃貸物件が多い特徴を持っており、場所の関係上、家賃相場はかなり低い水準になっています。
田隈よりも田舎の雰囲気が強くなっており、田んぼや川など自然に触れる機会が多いのも田村の特徴です。
田舎ということもあり、細い道の街灯が少ない点には注意が必要です。
利便性はそこまで高くなく、基本は西鉄バスでの移動がメインになります。
地下鉄での移動もできなくはないですが、野芥駅までの移動に時間がかかるためあまりおすすめはできません。
自転車を所持していると移動範囲も広がると思います。
田舎でゆっくり過ごしたい方や静かな暮らしを優先する方におすすめです。
田村の治安について詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
田村に住んだ経験がある方のレビューをはじめ、利便性や犯罪発生件数など移住に必要な情報を公開されているデータを参照しながらわかりやすく解説しています。
福岡市早良区「田村」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
内野
内野は早良区の最南端に位置するエリアで、一戸建てが多く並ぶ自然豊かな場所として移住者からも人気です。
主に一戸建ての購入・建設を検討している方に適しており、土地価格も早良区の中ではかなり安い印象を受けます。
しかし、早良区の最南端ということもあり利便性は非常に悪く、バスは1時間に1本といった感じで、とにかく自家用車がないと不便です。
また、メインで利用できるスーパーマーケットも住む場所によっては遠くなってしまうので、不便な点は他のエリアよりも多いイメージがわかりやすいと思います。
とはいえ、自然に囲まれており、周辺には住んでいる人しかいないので犯罪件数は非常に少ないことがデータにも表れています。
不便な点は多いですが、一戸建ての購入者や子育てを機に移住した人からは高く評価されており、自然豊かな土地でゆっくりと過ごしたい方におすすめです。
内野の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
内野に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数や土地価格、周辺の環境などを実際のデータを用いてわかりやすく解説しています。
福岡市早良区「内野」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
入部(いるべ)
入部は早良区の中でも田舎の特色が強く出ているエリアの一つで、豊かな自然に囲まれてゆっくり過ごしたい方におすすめです。
特に入部は一戸建ての購入・建設がしやすい環境が揃っており、主にファミリー世帯を中心に人気が高まっているエリアとしても名が挙がります。
かなり田舎の地域ですが、バス1本で博多駅までアクセスできるため、利便性は問題ありません。
西入部と東入部の2つの地域から構成されており、西入部は田んぼが占める面積が広く、住宅から住宅までの間隔が非常に広い特徴を持っています。
反対に、東入部は住宅やスーパー、コンビニが集まっており、田舎暮らしでも快適に住みたい方であれば東入部が適しています。
内野と同様に、不便な点は多いですが、田舎でゆっくり過ごしたい方や一戸建ての購入を検討している方におすすめです。
入部の治安や住みやすさが気になる方は下記の記事を参考にしてください。
入部に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数や土地価格、周辺の環境などを実際のデータを用いてわかりやすく解説しています。
福岡市早良区「西入部/東入部」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
早良区はどんな人におすすめ?
早良区は犯罪件数や犯罪発生率を見ても、福岡市の中で最も低い数値を記録しており老若男女が安心して暮らせる街だとご紹介しました。
ここからは早良区がどんな人におすすめなのかを解説していきます。
一人暮らし
早良区には西南学院大学をはじめとする多くの教育機関が集まっており、学生の一人暮らしに適した環境が揃っています。
全体的に家賃相場が低く、一人暮らしの物件であれば格安で契約できる可能性があるのも嬉しいですね。
しかし、早良区は福岡市の中でも人気のエリアで、物件を探している人が多いことも知っておきましょう。
物件探しのタイミングや時期、繁忙期などの情報を知っておくとスムーズに物件を契約できます。
早良区は一人暮らしに最適な環境ですが、その分狙っている人が多いことを頭に入れておく必要があります。
福岡市で一人暮らしを検討している方は下記の記事をあわせてご覧ください。
福岡市で実際に一人暮らしをしている福岡市民が、福岡市で部屋探しをした経験や不動産屋に聞いた話を元に最適な部屋探しのタイミングをご紹介しています。
福岡市で一人暮らし用の物件を探すコツとは?福岡市で実際に物件探しをした社会人が解説します!
家族暮らし
早良区は小学校や中学校を含む多くの教育機関が点在しており、子育てを中心に家族移住を検討している方にも非常におすすめです。
早良区は都市開発も盛んに行っており、新築のマンション・一戸建てを購入しやすい環境なのも、福岡移住に対して追い風です。
子育てを機に移住する方のほとんどが早良区を候補に入れているため、まずは上記で取り上げたエリアから検討してみてください。
利便性や施設の充実度など、子育てには欠かせない要素が全て詰まっている点が早良区の魅力といえます。
家族で移住を検討している方は下記の記事も参考にしてください。
福岡への移住を失敗しないコツや福岡移住のメリット・デメリット、ローンの仕組みなど、家族移住に欠かせない情報をまとめてご紹介しています。
福岡移住のススメ。家族で移住する方に必要な情報を福岡市民が解説します。
早良区と他の行政区を比較してみる
「早良区がおすすめ!」と言われても、他のエリアもあわせて検討する方が多い印象を受けます。
実際に福岡市の行政区は全部で7つあるため、それぞれの特徴を知っておくと移住に失敗しにくくなります。
ここからは早良区と他の行政区で最も異なる部分を比較しながらご紹介します。
博多区
博多区と早良区で最も違う点は「治安」です。
博多区には特別治安が悪いエリアはありませんが、中洲川端やその周辺のエリアが含まれるため、犯罪件数・犯罪発生率は比較的高めです。
実際に福岡市が公開している「人口千人あたり刑法犯認知件数(計・推移)」で見てみます。
2005年 (平成17年) | 2010年 (平成22年) | 2015年 (平成27年) | 2020年 (令和2年) | 2022年 (令和4年) | |
---|---|---|---|---|---|
博多区 | 42.3件 | 27.1件 | 18.8件 | 11.0件 | 10.8件 |
早良区 | 22.0件 | 17.1件 | 10.6件 | 4.6件 | 5.1件 |
博多区に住むメリットとして、博多駅・福岡空港が利用できる圧倒的な利便性が挙げられます。
新幹線や飛行機を頻繁に使う方や都会の雰囲気の方が好きな方は博多区も検討してみましょう。
中央区
中央区と早良区で最も違う点は「家賃・マンション相場」です。
中央区は天神や赤坂などの主要エリアが含まれており、早良区よりも家賃・マンション価格に大きな差があります。
下記にホームメイトが公開している中央区の家賃相場と早良区の家賃相場を比べてみます。
ワンルーム | 1LDK | 2LDK | 3LDK | 中古マンション価格(築5年〜10年) | |
---|---|---|---|---|---|
中央区 | 54,200円 | 97,000円 | 157,700円 | 219,100円 | 5,835万円 |
早良区 | 46,200円 | 70,500円 | 100,300円 | 146,500円 | 4,250万円 |
移住者が検討する間取りを中心にまとめてみましたが、価格に大きな差が現れていますよね。
中央区には高層マンションも多く、富裕層向けのエリアも含まれているため、相場が高くなっています。
その分、利便性や住みやすさは抜群なので、金銭的に余裕がある方におすすめのエリアです。
東区・西区・南区
東区・西区・南区と早良区で最も違う点は「利便性」です。
特に東区は地下鉄の駅が「貝塚駅」までしかなく、東に行くほど利便性は低くなります。
そのため、自動車の所持が必須であり、一人暮らしにはやや不便かと思います。
南区は鹿児島本線が利用できますが、地下鉄ほどの利便性はないため利便性の面では早良区に劣ります。
西区は早良区と似た特徴を持っているため、そこまで差はない印象です。
東区・西区・南区はベッドタウンとして機能しており、利便性こそ劣りますが住みやすい場所であることには間違いありません。
早良区のエリア選びで満足できなかった方は、東区・西区・南区にエリアを拡大してみるのもおすすめです。
城南区
城南区と早良区で違う点は特にありません。
城南区は主に地下鉄七隈線をメインで使用し、街の雰囲気は早良区とそっくりです。
家賃相場もそこまで高い印象はありませんが、六本松周辺は福岡市でも屈指の高級住宅街です。
早良区と同様に南北に広いので、エリア選びにも困りません。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容を下記にまとめています。
早良区の治安は福岡市民から見ても全く悪い印象はなく、むしろ住んでみたいと思わせるような魅力的な環境が整えられています。
口コミにも治安が悪いなどの書き込みはありませんでした。
家賃相場は全体を見れば高めに設定されていましたが、正直ピンキリです。
学生も多く住んでおり、物件の探し方や時期に左右されます。
犯罪発生率は福岡市の中で最も低い数値なので、安心して子育てができる環境が揃っています。
福岡市に移住する方は早良区からエリア選びをしてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。