福岡市東区は、福岡市を構成する7区のうちの一つで、都市開発が盛んに行われているエリアでもあります。
近年は、都市開発の影響もあり、新築の高層マンションが多く建設され、移住を検討する方も増えています。
しかし、ネット上で東区は「治安が悪い」と書かれており、治安の悪さは真実なのか気になりますよね。
今回は、福岡市民が「福岡市東区の治安」について解説しています。
移住を検討している方向けに東区の住みやすいエリアや犯罪発生件数、マンション価格など、実際のデータを元に他の6区と比較しながらご紹介しています。
東区に移住を検討している方はぜひ参考にしてください。
福岡市「東区」の特徴
福岡市を構成する行政区の一つ「東区」は、天神や博多からも距離が離れており、ベッドタウンとして移住者からも高い人気を獲得しているエリアです。
東区は、政令指定都市の行政区の中でも全国で3番目に人口が多い行政区でもあり、人口の多さからも住みやすさが伺えます。
最近では、香椎や香椎浜を中心に再開発が盛んに行われており、利便性の改善や新たな居住地の開拓など、住みやすさに磨きがかかっています。
西側は海に面しており、海の中道海浜公園や香椎浜公園など、自然が満喫できるスポットが多いのも東区の特徴です。
東側にはゴルフが楽しめる「福岡カンツリー倶楽部」があるので、多趣味の方でも楽しめる環境が整えられています。
北側にある「志賀島(しかのしま)」も東区に含まれており、ドライブスポットとしても有名です。
自然の豊かさや施設の充実度から、東区を永住の地に選ぶ方も少なくありません。
福岡市東区の治安は良い?悪い?
福岡市東区の治安を全体的に見ると、治安の悪さを感じることはごく稀で、福岡市民から見ても悪い要素は一切ありません。
東区は現在、近代的な都市開発が進行中で、利便性や周辺の環境に大きな変化が生まれています。
例えば、香椎宮前や香椎駅の周辺には高層マンションが並んでおり、現在はファミリー世帯が多く住む治安の良いエリアへと変化しました。
また、九州産業大学を中心に多くの教育機関が設立されているため、学生も非常に多く、保護者や先生、警察の目にも止まりやすいのも嬉しいですよね。
とはいえ、都市部から離れていることもあり、街灯が整備されていない暗い道が多いのが懸念点として挙げられます。
東区は再開発の途中であるため、まだまだ整備が行き届いていないエリアは多いので、住む場所を選ぶ際は注意が必要です。
福岡市東区が「治安が悪い」と言われている理由とは?
福岡市東区の治安が悪いと言われている理由の一つに「外国人の多さ」が挙げられます。
東区は、福岡市を構成する7区の中で最も人口が多い行政区であり、住んでいる人の中には外国人も含まれています。
東区の中には、外国人が多く集まるエリアや訳ありな外国人が住んでいるエリアもあり、「外国人が多い」と聞くと治安のイメージはあまりよくないですよね。
東区の(地名)が危ない!といったことはありませんが、周辺のエリアはよく知っておくべきでしょう。
例えば、東区の中でも特に家賃が安い「箱崎」に住んだ場合は、よく外国人を見かけると思います。
お互い干渉することはなくても、気になる方は気になるかと思います。
とはいえ、総合的に見れば大きなトラブルに発展するケースはごく稀で、直接的に治安の悪さを感じることはありません。
福岡市東区に住んだ経験がある方の口コミまとめ
ここからは実際に福岡市東区に住んだ経験がある方の口コミをまとめていきます。
東区の西側から東側まで、さまざまな場所に住んでいた方の口コミをバランスよくまとめてみました。
東区は、全体的に静かに暮らせる環境が魅力で、再開発の影響もあり、きれいな建物が多い印象を受けます。
また、場所によっては博多や天神まで比較的簡単にアクセスできるため、利便性を高く評価している方も多くいました。
ネットでは治安が悪いと言われている東区も、治安の悪さについて言及している口コミは見当たらず、安心して暮らせることがわかります。
反対に、平日の朝・夕方の通勤ラッシュの影響で、頻繁に渋滞する点や電車が満員になりやすい点はデメリットとして多くの方が挙げていました。
また、東区は地形の隆起が激しく、場所によっては坂道が多い点もデメリットです。
坂道が多いエリアは、自転車で移動がしづらいので、自家用車と一緒に自転車を利用する場合は、住むエリアに気をつけましょう。
福岡市東区の住みやすさとは?
福岡市東区は、ネット上で「治安が悪い」と言われていますが、口コミを見てみると治安に関する悪評は一切書かれていませんでした。
同時に福岡市東区は、多くの方から高い評価を受けており、住みやすさに特化した街であることも明らかになりました。
ここからは福岡市東区の住みやすさについて解説していきます。
利便性
福岡市東区の利便性は、西側と東側で大きく異なるため注意が必要です。
箱崎や貝塚を含む西側には、地下鉄箱崎線が通っており、他のエリアよりも利便性が高い印象です。
JR鹿児島本線も利用できるので、自家用車と一緒に交通機関を利用したい方は、西側のエリアから選んでみましょう。
反対に、東側にはJR鹿児島本線とJR香椎線が利用できますが、住む場所によって駅までのアクセスが非常に悪く、利用しにくい可能性があります。
西鉄バスは細かいエリアまで運行されているので、基本的にはバスの利用がおすすめです。
とはいえ、決して利便性が高いわけではないので、自家用車を所持しておくと非常に便利です。
犯罪発生件数/犯罪発生率
東区の犯罪発生件数や犯罪発生率は、人口に対して比較的低い水準に保たれており、安全に暮らせることがデータからも証明されています。
東区の犯罪件数・犯罪発生率を福岡県警察が公開している「福岡県刑法犯市区町村別認知件数(令和6年1月〜6月)」からまとめてみました。
福岡市の行政区 | 人口(令和6年6月登録人口より引用) | 犯罪発生数 | 犯罪発生率 |
---|---|---|---|
東区 | 315,373人 | 1,177件 | 約0.37% |
博多区 | 232,722人 | 1,454件 | 約0.62% |
中央区 | 195,114人 | 1,249件 | 約0.64% |
南区 | 262,458人 | 718件 | 約0.27% |
西区 | 204,699人 | 763件 | 約0.37% |
城南区 | 125,391人 | 433件 | 約0.35% |
早良区 | 219,552人 | 568件 | 約0.26% |
実際の数値を見てみると、人口に対して犯罪発生数が非常に少ないため、犯罪発生率も低い数値を示しています。
博多区や中央区と比較しても、犯罪発生率には大きな差があり、人口の割に犯罪は発生していないことがわかります。
その他にも早良区や南区は、犯罪の発生率だけ見れば安全に暮らせる街だとわかるので、東区以外のエリアも気になっている方は一緒に見てみましょう。
家賃/マンション相場
東区は都市部から離れていることもあり、比較的安い価格で賃貸物件を借りられる環境です。
また、マンション価格も比較的安く購入できるので、移住地としては文句なしの好条件が揃っています。
東区の家賃・マンション相場をホームズの「福岡市東区の家賃相場情報」から、中古マンションの価格をダイヤモンド不動産研究所の「福岡市の中古マンション相場」から引用して比較してみます。
ワンルーム | 1LDK | 2LDK | 中古マンション価格(平均) | |
---|---|---|---|---|
東区 | 51,900円 | 69,700円 | 87,500円 | 2,329万円 |
早良区 | 58,300円 | 79,700円 | 137,800円 | 3,361万円 |
博多区 | 60,200円 | 78,300円 | 123,300円 | 2,974万円 |
中央区 | 58,400円 | 95,900円 | 167,000円 | 2,699万円 |
西区 | 48,800円 | 64,800円 | 97,900円 | 3,516万円 |
南区 | 48,900円 | 77,900円 | 110,300円 | 3,193万円 |
城南区 | 53,600円 | 85,800円 | 143,400円 | 2,979万円 |
平均価格だけを見ると最も安い価格が設定されており、住まいの購入には最適であることがわかります。
住む場所や築年数によって大きく変動するため、上記で挙げた価格が全てではありませんが、出費を安く抑えられるのは嬉しいですよね。
また、一人暮らしに人気の「ワンルーム」や家族に人気の「1LDK/2LDK」の間取りも比較してみましたが、安い金額で抑えられることがわかります。
東区は再開発が進行中で、今後の再開発の進み具合でマンション価格が高騰する可能性もあるため、購入検討者はできる限り早めに購入したいですね。
土地価格
福岡市東区で土地を購入して家を建てる「注文住宅」を仮定した場合、比較的安い価格で家が建てられます。
実際にダイヤモンド不動産研究所が公開している「福岡県福岡市東区の土地価格・相場」を元に、博多区や中央区など他の行政区とも比較してみます。
土地価格(平均) | 坪単価(平均) | |
---|---|---|
東区 | 3,066万円 | 44万円/坪 |
早良区 | 5,064万円 | 84万円/坪 |
博多区 | 6,127万円 | 92万円/坪 |
中央区 | 8,125万円 | 128万円/坪 |
西区 | 2,872万円 | 40万円/坪 |
南区 | 6,162万円 | 93万円/坪 |
城南区 | 3,005万円 | 50万円/坪 |
福岡市を構成する7つの行政区の平均価格を比較してみました。
福岡市の中でも居住地として人気が高い「早良区」や「南区」は、5,000万円を超える価格を示しており、値段としても非常に高い印象を受けます。
もちろん、住むエリアによって土地価格は大きく下がったりするため、上記の数値が全てではないものの、やはり人気度でいえば圧倒的です。
反対に、東区は土地価格・坪単価ともに比較的安い価格を示しており、土地を購入しやすい環境が整えられています。
また、東区の土地に価値がないわけではなく、現在進行中の再開発が進むほど価値が上がっていくため、土地価格も今後上昇する見込みです。
実際にダイヤモンド不動産研究所のデータによると、10年後の価格は+ 21.3%、平均で3,720万円まで上昇する予想があります。
土地を比較的安い価格で購入でき、将来性も兼ね備えている点において、これからの東区には期待できます。
子育て環境/教育機関
福岡市東区には、九州産業大学をはじめ、多くの教育機関が充実しており、子育てに最適な環境が整えられています。
まず、東区は家賃が非常に安いため、出費を抑えられる点が高く評価されています。
子育てにはお金がかかるので、きれいな物件で家賃を抑えられる方が嬉しいですよね。
また、周辺の自然環境を生かした公園や球技場なども多く設立されており、自由に遊べる環境が揃っています。
都市部だと気軽に遊べるような場所が少なく、どうしても限定的な遊びしかできなくなってしまいます。
東区は郊外に位置していますが、大通りの街灯はしっかりと整備されているため、夜間でも比較的明るい印象です。
周辺には教育機関が多いので、保護者や先生、警察の目に止まりやすいのも嬉しいですよね。
地域全体の団結力が強く、地域のパトロール隊など、お子様を安心して送り出せる環境が整えられています。
お出かけスポット/ショッピングモール
東区は博多区や中央区に負けないほど、多くのお出かけスポットやショッピングモールが建設されています。
東区は福岡市を構成する7区の中で、最も人口が多いこともありお出かけスポットやショッピングモールが充実しています。
サンシャインプールや三笘海水浴場など、夏に楽しめるレジャースポットをはじめ、マリンワールド海の中道といったデートスポットもあります。
住むだけの街ではなく、多くのレジャーが楽しめるのも人気の秘密です。
福岡市東区の住みやすいエリア10選
福岡市東区は、福岡市を構成する7区の中で最も人口が多く、住むための環境が整えられている場所だとご紹介しました。
ここからは東区に移住を検討している方に人気の住みやすいエリアをご紹介します。
千早
千早は、JR鹿児島本線「千早駅」を中心に栄えている街で、都市開発により新築の高層マンションが多く建設されています。
千早駅は博多駅まで乗り継ぎなしでアクセスができるため、自家用車と一緒に利用できるのは嬉しいですよね。
国道3号線を中心に、エディオンや洋服の青山などの施設が充実しており、自転車でお買い物に行ける範囲に施設が充実しています。
新築の高層マンションが並ぶ大通り沿いの物件は、家賃相場がやや高めに設定されているので、金銭的に余裕を持って探すのがおすすめです。
交通量が非常に多く、小さなお子様を連れて歩くのは少し危ない印象もありますが、利便性や暮らしやすさから千早に移住する人は増え続けています。
多々良中学校や博多高等学校などの教育機関も充実しており、警察の巡回頻度も高めです。
千早の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に千早に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、資産価値などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「千早」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
奈多
奈多は海に囲まれた豊かな自然が育まれているエリアで、住む場所とお買い物ができる場所のメリハリがしっかりとある過ごしやすい場所です。
奈多は北側と南側が海に囲まれており、北側にはBBQ施設が設置されているなど、自然を楽しめるスポットが多い点も高く評価されています。
西側に車を走らせると、マリンワールド海の中道やサンシャインプールなどのレジャー施設にも簡単にアクセスできます。
奈多小学校を中心に、教育機関も充実していることから、警察も頻繁にパトロールをしている印象を受けます。
福岡市の中心部から離れているので、家賃やマンションの相場も非常に安く、金銭的にも住みやすい街です。
奈多の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に奈多に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、土地価格などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「奈多」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
貝塚
貝塚は、地下鉄箱崎線の終点「貝塚駅」を中心に、マンションや団地が多く立ち並ぶエリアとしても有名です。
地下鉄箱崎線は、中洲川端で空港線につながっている車両もあるため、東区の中でも利便性はピカイチです。
北側には工業地帯があり、夜間は人通りが極端に減ってしまうので、一人歩きには注意しましょう。
南側には閑静な住宅街が広がっており、西側の筥松や箱崎もあわせて検討するとエリア選びには困りません。
貝塚駅のすぐそばには、福岡県警察東警察署があるので、パトカーの巡回頻度が非常に高く、治安が良い水準に保たれている点も高く評価されています。
貝塚の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に貝塚に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、子育て環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「貝塚」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
香椎
香椎は、JR香椎線とJR鹿児島本線の2つが利用できる利便性と、近代的な都市開発が行われているエリアとして移住者からも高く評価されています。
東区の中でも特に栄えている「香椎」は、駅前に数多くの飲食店や病院が並んでおり、南側には住宅街があるなど、メリハリがしっかりしている印象です。
東区の中心地のため、家賃・マンション相場は非常に高く、金銭的に余裕のある方が多く住んでいるのも香椎の特徴です。
住民トラブルに巻き込まれることも非常に少なく、安心して子育てができるとファミリー世帯から絶大な人気を誇ります。
香椎高等学校をはじめ、香椎工業高等学校や九州産業大学付属九州高等学校など、教育機関が充実しているエリアは、警察の巡回頻度も高めです。
女性の一人暮らしでも安心して暮らせるような理想の環境を求めている方におすすめです。
香椎の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に香椎に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「香椎」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
筥松(はこまつ)
筥松は宇美川を中心にアパートや一戸建てが並んでいるエリアで、静かにゆっくりと過ごしたい方におすすめです。
筥松には主に一人暮らし用のアパートやマンションが多く、学生の方や新卒の社会人の方によく選ばれています。
自転車でアクセスできる距離に箱崎駅と貝塚駅があるので、利便性はかなり良い印象を受けます。
近くにディスカウントドラッグコスモスやゆめマートもあるため、生活をしていく上で不自由がない施設の充実度です。
西側の箱崎に、物件探しの範囲を広げられるのも筥松が人気の理由として挙げられます。
東警察署箱崎駅東交番から頻繁に警察官がパトロールしているので、治安はかなり良い水準に保たれています。
筥松の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に筥松に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「筥松」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
箱崎
箱崎は、東区の中でも特に大きな都市開発が進行中のエリアで、高い利便性と物件の多さが特徴です。
箱崎には以前、九州大学の箱崎キャンパスがありましたが、九州大学の移転と共に跡地は長年、空き地になっていました。
しかし、近年は箱崎キャンパス跡地に次世代型の「スマートシティ」の建設が進められており、今後周辺の価値は高まることが予想されています。
周辺は地下鉄箱崎線「箱崎九大前駅」やJR鹿児島本線「箱崎駅」といった公共交通機関が充実しており、自家用車がない方でも快適に暮らせる環境です。
駅の近くに「業務スーパー」もあるので、下車後にスーパーでお買い物をして帰宅もできます。
一人暮らしの方やマンションの購入を検討している方におすすめです。
箱崎の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に箱崎に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「箱崎」の治安は良い?悪い?住みやすさを福岡市民が解説します。
和白(わじろ)
和白は閑静な住宅街が並んでいるエリアで、主に一戸建てやマンションの購入を検討している方におすすめです。
和白は住む場所といった傾向が強く、一度住宅街に入るとコンビニやスーパーもないほど、住宅が密集しています。
そのため、住む場所によっては自家用車がないと不便に感じるかもしれません。
和白の南側を通る国道495号線沿いには、マルキョウ(スーパー)や業務スーパー、DAISO福岡和白丘店などが揃っているため、お買い物には困らない印象です。
和白丘中学校をはじめ、和白東中学校や立花高等学校など、周辺には教育機関も充実しています。
保護者や先生の目にも止まりやすく、子供たちの安全を見守るパトカーの存在も犯罪を抑制する要因の一つです。
閑静な住宅街でゆっくりと過ごしたい方におすすめです。
和白の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に和白に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
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西戸崎(さいとざき)
西戸崎は、福岡市の北側に飛び出ている「海の中道」にあるエリアで、海に囲まれた豊かな自然と気軽にレジャー施設にアクセスできる立地が特徴的です。
北側にサンシャインプールとマリンワールド海の中道の2つのレジャー施設があるため、休日に家族で気軽に遊びに行ける点は、西戸崎にしかないメリットの一つです。
また、周辺は海で囲まれており、魚釣りやサーフィンなどのマリンスポーツにも適しています。
自家用車があると非常に便利ですが、JR香椎線があるので、電車で福岡市の中心部へのアクセスも可能です。
駅を中心に、マンションも建設されているため、自然豊かな土地でゆっくり過ごしたい方におすすめです。
西戸崎の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に西戸崎に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「西戸崎」の住みやすさとは?治安を中心に福岡市民が解説します。
美和台
美和台は和白と同様に、閑静な住宅街が広がっているエリアで、主に一戸建ての購入を検討している方におすすめです。
美和台の周辺にはコンビニやスーパーなどがなく、完全な住宅街なので、自家用車の有無によって利便性が大きく異なります。
最寄駅の西鉄貝塚線「三笘駅」も住む場所によっては距離があるため、交通機関は西鉄バスを利用しましょう。
住宅街の中には、美和台小学校もあり、小学生を見守るパトロール隊や保護者、警察が目を光らせているので、犯罪は起こりにくい環境です。
公園や緑地も多く、自然豊かな住宅街に一戸建てを購入したい方や子育てを中心に移住を検討している方におすすめの場所です。
美和台の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に美和台に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「美和台」の住みやすさは?治安を中心に福岡市民が解説します。
馬出
馬出は、地下鉄箱崎線「馬出九大病院前駅」を中心に、九州大学病院や福岡県警察本部が設置されているエリアです。
家賃相場が比較的安いエリアのため、金銭的な負担を減らしたい方に多く選ばれており、近年は治安の改善もあってかファミリー世帯からも人気があります。
しかし、子育てには向いていないといった意見も多く、感じる住みやすさには個人差があるため、隣接する吉塚や箱崎と一緒に検討するのがおすすめです。
また、自然も多いわけではないので、利便性や家賃の安さを重視する方に適しています。
最近は、新築マンションの建設も行われているので、マンション購入を検討している方や交通機関をメインの移動手段として考えている方にもおすすめです。
馬出の治安や住みやすさについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
実際に馬出に住んだ経験がある方の口コミを中心に、犯罪発生件数やマンション価格、住環境などを実際のデータを用いてわかりやすくご紹介しています。
福岡市東区「馬出」の治安は良い?悪い?住みやすさを中心に福岡市民が解説します。
福岡市東区はどんな人におすすめ?
福岡市東区は、全体的に自然が豊かで教育機関も充実している過ごしやすい街だとご紹介しました。
ここからは福岡市東区がどんな人におすすめなのかをご紹介します。
自然豊かな土地でゆっくり過ごしたい一人暮らしの方
福岡市東区は、九州産業大学を中心に多くの教育機関が集まっており、自然豊かな土地でゆっくり過ごしたい大学生や新社会人におすすめです。
福岡市の中心地である天神や博多周辺は、交通量や人通りが非常に多く、都会すぎる雰囲気に圧迫される人も少なくありません。
夜中に話し声がしたり、バイクのエンジン音が聞こえるのは不快ですよね。
しかし、東区のように夜は静かに暮らせる街並みであれば、夜は交通量も少なくなり、人通りも多くないので静かにゆっくりと過ごせます。
人通りが少ない分、一人歩きには不安を覚えるかもしれませんが、東区の中には人通りが多い場所もあるので、エリア選びで臨機応変に対応ができます。
自然が多い豊かな土地でゆっくりと過ごしたい方は東区がおすすめです。
福岡市で一人暮らしを検討している方は下記の記事をあわせてご覧ください。
福岡市で実際に一人暮らしをしている福岡市民が、福岡市で部屋探しをした経験や不動産屋に聞いた話を元に最適な部屋探しのタイミングをご紹介しています。
福岡市で一人暮らし用の物件を探すコツとは?福岡市で実際に物件探しをした社会人が解説します!
一戸建て・マンションの購入を検討している家族暮らしの方
東区には西戸崎や美和台、香椎など、一戸建てやマンションが集中しているエリアも多く、住まいの購入を検討している家族暮らしの方には最適な環境が整えられています。
実際に、香椎や千早周辺では大規模な都市開発が進行しており、新築の高層マンションが多く建設されるなど、福岡市の中でも大きな変化を見せているエリアです。
今後の発展で市場価値が大きく上昇するとされ、資産価値の変動にも注目が集まっています。
また、東区は福岡市を構成する7区の中で、最も人口が多いエリアなので、仮に物件を売却する場合でも比較的買い手がつきやすい環境です。
マンション価格・土地価格のいずれも安い価格で提供されているため、住まいの購入を考えている方に適しています。
住まいの情報や移住のメリット・デメリットなどの情報収集も忘れずに行い、失敗しないように家族移住を進めましょう。
家族で移住を検討している方は下記の記事も参考にしてください。
福岡への移住を失敗しないコツや福岡移住のメリット・デメリット、ローンの仕組み、住まいを相談できるサービスなど、家族移住に欠かせない情報をまとめてご紹介しています。
福岡移住のススメ。家族で移住する方に必要な情報を福岡市民が解説します。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容は下記にまとめています。
福岡市東区はネット上では「治安が悪い」と言われていますが、実際に見ていくと治安の悪さを感じる部分は非常に少ないことがわかりました。
自然に囲まれている場所も多く、公園や緑地がエリアごとにあるのは親目線でも嬉しいですよね。
利便性はエリアによって大きく差が開いており、地下鉄が利用できる貝塚辺りまでは、利便性が高いエリアです。
東側にいくほど利便性は低くなっていき、場所によっては最寄駅まで遠い場所もあります。
東区では、自家用車を持っておくと選べるエリアも広がり、移住を検討しやすくなるといった印象です。
マンション・土地価格は比較的安い数値を示しており、住まいの購入地としてもおすすめです。
東区に移住を検討している方は、上記で取り上げたエリアを軸にしてエリア選びを進めてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。