福岡移住のススメ。家族で移住する方に必要な情報を福岡市民が解説します。

福岡へ移住を検討しているけど、治安や移住する明確なメリットって気になりますよね。

「住みやすい」とは聞いているけど、メリットだけではなくデメリットも目を向けるべきでしょう。

今回は福岡県福岡市に移住して6年目を迎えた福岡市民が、移住の進め方やメリット・デメリット、おすすめのサービスをご紹介しています

福岡への移住をゆっくり進めていきたい方はぜひ参考にしてください。

福岡への移住を失敗しないコツとは?

福岡への移住を確実に進めていくためには、情報収集が非常に重要な項目になってきます

例えば、下記の項目は必ず調べておきたいですよね。

  • 住環境・住む場所
  • 治安
  • 教育環境・子育て環境
  • 交通機関 など

これから長い期間福岡県に住むので、住環境や住む場所にはこだわりたいですよね

マンションに住むのか、一戸建てを建てるのかで大きく変わってくるので、住環境や住む場所は慎重に進めていくのがおすすめです。

子育てを機に福岡県へ移住したいと考えている人は、治安や子育てしやすい環境なのかも調べておきましょう

小学校・中学校までの距離から住む場所を選んでみるのもおすすめです。

いずれもすぐに決められることではなく、ゆっくり慎重に決めていくと良いでしょう

福岡移住のメリット・デメリット

移住に関する情報は「良い面」だけ紹介されるケースも珍しくなく、悪い情報を隠している可能性も考えられます

移住後にそのデメリットに気がついた時には移住を後悔するかもしれません。

ここからは福岡市に移住して6年目の私が

  • 福岡県に移住して感じたメリット
  • 福岡県のここだけは直してほしいデメリット

をご紹介していきます

【メリット】自然災害が少ない

福岡県に住むメリットの一つとして「自然災害の少なさ」が挙げられます

過去に大規模な水害や地震も発生していますが、他県と比べても数が圧倒的に少ない印象です

過去に発生した水害や地震の例を参考までにまとめています。

  • 平成11年6月29日:福岡市内を中心に水害が発生
  • 平成17年3月20日:福岡県西方沖地震
  • 平成29年7月5日:九州北部豪雨(朝倉市)

現在福岡市に住んで6年目になる私ですが、大雨は降っても洪水にはなっておらず、地震もほとんど感じたことはありません。

過去に水害や地震の被害を受けた福岡県では、被害を拡大させないための防災対策を実施しています

現に福岡市の都市開発「天神ビッグバン」の目的の一つに「更新期を迎えた建物を耐震性の高い先進的なビルに建て替え」が含まれています。

警固断層のリスクを抱えながらも、しっかりとした対策を私たちの目に見える形で実施しているのも福岡県が人気の秘密です

【メリット】田舎すぎず都会すぎずの環境

福岡県は西日本でも有数の大都会として数えられますが、都会すぎない雰囲気が移住者から高い評価を得ています

特に福岡市は、地下鉄を含む交通機関が発達しているため都会と思われがちですが、意外と周りには田舎が広がっています。

福岡市内でも南区や城南区、早良区の南側は、ほどよい田舎街でベッドタウンとしても機能しており、一戸建てを購入しやすい環境です

福岡市以外に目を向けても、久留米市や北九州市など田舎すぎない都市が多い点も移住者が魅力に感じる理由でもあります。

移住先の選択肢が非常に多いのは福岡県のメリットです。

【メリット】物価が安い

福岡県は全国的に物価が安い都道府県として有名で、生活費が抑えやすいと移住者から高い評価を受けています

「物価が安い」と言われてもイメージしにくいと思いますので、物価の安さを統計局が公表している「消費者物価地域差指数(2022年)結果」から見てみます。

福岡県97.3
大阪府99.4
愛知県98.4
東京都104.7
宮城県99.5
北海道101.0

消費者物価地域差指数とは、日本国内の地域ごとの物価の違いを示す指標です

上記では日本の中でも大都市に数えられる都道府県を挙げてみましたが、福岡県は最も低い数値を示しています。

ランキング形式でご紹介すると、全国47都道府県の内6番目に物価が安い都道府県です

相対的に家賃の相場も安くなっており、一人暮らしの方にも多く選ばれています。

【デメリット】水道光熱費の基本料金が高い

福岡県に移住する前に知っておくべきことの一つに、水道光熱費の基本料金が高めに設定されていることが挙げられます

まずは福岡県と東京都の水道光熱費の平均基本料金をまとめてみます。

福岡県東京都差額
電気代(30A)948.72円885.72円63円
ガス代(一般契約)913円〜1,133円759.00円154円〜374円
水道代(13mm)1,700円860円840円

プランや使用量で基本料金が異なる場合がありますが、一般的な賃貸物件の数値を算出してみました。

差額を見て水道代以外はそこまで差がないと思うかもしれませんが、使用量によって単価が上がるため二人暮らし、子育てを考慮すると差額は広がります

ガス代に関しては都市ガスを使うのか、プロパンガスを使うのかで大きな差が生まれるので、注意しましょう。

一戸建てを検討している場合は、オール電化にして光熱費をまとめるのもおすすめです

【デメリット】選べる仕事の幅が狭い

移住とは少し離れた話題にはなってしまいますが、都市の規模は東京都や大阪府に劣るため、業界の幅や仕事は多少劣ります

日本を代表するメガバンクや大企業は東京都に集まっている反面、福岡県は中小企業を中心とした企業構成が特徴です。

広告業界や芸能界、銀行業界など、仕事の花形と言われる仕事は少なく、地域密着型の仕事が中心になります

選べる仕事の幅が狭いことも移住前に知っておくべきデメリットです。

福岡県の治安は?

福岡市民から見た「福岡県の治安」は、九州北部を除きかなり良くなっていると思います

九州北部を除いたのは、福岡市民から見ても九州北部の治安は別格だと感じるからです。

北九州市小倉北区には特定危険指定暴力団「工藤会」があり、河川敷からロケットランチャーが見つかるなど、不安な要素が多く存在します

治安の改善が行われていますが、まだまだイメージを払拭できていないのが現状です。

その他、福岡市や久留米市などは、住みやすくて子育てにも最適な環境が整えられています

福岡市も昔は放置された自転車が多く、汚いイメージもありましたが、現在は放置自転車の撤去を行うことで解決しています。

福岡市に実際に住んでいても「治安が悪い」と思うことはありません

子育て・教育環境は?

福岡県の中でも「子育て・教育環境」を重視したい方は「福岡市」がおすすめです

福岡市には

  • 保育園
  • 小学校
  • 中学校
  • 高等学校
  • 大学:九州大学・西南学院大学・福岡大学

など、教育機関が充実しているので、レベルの高い教育を受けられるのも福岡市の強みといえます。

また、子育て支援も充実しており、例えば令和5年1月27日からスタートした「出産子育て応援給付金」では、妊婦に対して5万円の給付が受けられます

子育て支援の内容は各自治体で大きく異なるものの、福岡県では充実した子育て・教育環境を完備しています。

マンション・一戸建てを購入する場合は?

家族で移住する方の中には、マンションや一戸建ての購入を検討している方も多くいらっしゃいます。

特に福岡市は教育制度や教育機関が充実しており、子育てを機に住宅を購入する方が増えています。

しかし、マンションや住宅の購入は初心者にはわかりにくい部分や理解が難しい部分もあるため、できる限り早めに相談できる相手を探すのが最も効率良い方法です

ここからはマンション・一戸建ての購入を検討している方向けの知っておくべき知識について解説していきます。

まずはカタログや資料を集めてみる

手始めに住宅を手がける工務店やマンションを管理する会社から資料を取り寄せてみるのがおすすめです

理由としては、まず工務店や管理会社によって取り扱っている物件や施工の方法が大きく異なるため、事前にカタログや資料で確認しておく必要があります

また、デザインや価格などにも大きな差があるため、カタログや資料で事前情報として収集しておくと知識も増えて、スムーズに住まい選びができます。

住宅ローンの仕組みを理解する

マンション・一戸建ての購入を検討している場合は、無理な住宅ローンは組まずにご自身の資金状況を確認しておきましょう

結婚や子供の成長に合わせて資金管理を進めていくのは非常に難しく、ご自身だけで判断するのは不可能に近いといえます

例えば、住宅ローンの審査基準の一つに「勤続年数」という項目があり、将来的な返済が安定していることから金利が安く設定されます。

ということは転職前・転職後の数日間で金利が大きく変わる可能性があり、低い金利でローンを組みたい方は転職前にローンを組む必要があります。

といった感じで初心者には難しい項目が多いため、できる限り早めの相談がおすすめです。

初期費用

マンション・一戸建てを購入する際の初期費用は、マンションの場合は物件価格の3%〜8%、一戸建ての場合は5%〜10%が相場と言われています

マンションを購入する場合は、新築と中古で初期費用が大きく異なっており

  • 新築マンション:価格の3%〜5%
  • 中古マンション:価格の6%〜8%

と価格にも大きな変化が見られます。

違いを生み出す原因として不動産会社への仲介手数料が挙げられ、マンション購入をする方は必ず知っておくべき部分です

ご自身だけでは解決できない部分も多いため、できる限り早めに相談することをおすすめします。

エリアごとの土地価格・マンション価格を知っておく

福岡市にもさまざまなエリアがありますが、エリアごとの土地価格・マンション価格の平均を知っておくことも非常に重要です

福岡市の行政区別にマンション価格・一戸建て価格の平均をホームズが公開している「マンション価格・一戸建て価格」の平均を元にまとめています。

マンション価格一戸建て(新築・分譲)
中央区3,284万円3,999〜5,999万円
博多区2,806万円3,677〜4,998万円
早良区2,853万円2,099〜11,798万円
東区2,278万円2,690〜7,080万円
西区2,275万円2,698〜6,490万円
南区2,063万円2,899〜7,080万円
城南区2,258万円3,199〜5,890万円

エリアによって下限〜上限まで大きく異なるため、大体の目安として知っておくと資金も準備しやすくなります

上記の表を元に希望価格も決めておくと、不動産屋・工務店とのやりとりもスムーズになります。

マンション・一戸建てを購入する方におすすめのサービス4選

福岡への移住に限らず、他県への引越しや移住には費用や住まいに関する情報を集める必要がありますよね

すぐに決められないことがほとんどで、特に一戸建ての購入を検討している方はより慎重に情報を収集していきましょう。

ここからは一戸建て・マンションの購入を検討している方向けの資料請求から始められるサービスを4つご紹介していきます

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LIFULL HOME’S【住まいの窓口】は、主に注文住宅やマンション購入、建売住宅など、不動産の購入を検討している方におすすめのサービスです

1都1府6県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・愛知県・兵庫県・福岡県)を中心に店舗相談を実施しており、都合により来店が難しい場合でもオンライン相談を受け付けています

「LIFULL HOME’S」のように賃貸や戸建て、マンションを幅広く扱っている会社だからこそ、より的確、詳細にアドバイスをしてくれます。

実際に対面する形で相談を進められるため、気になったことや疑問に思うことを気軽に質問できる点も高く評価されています。

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タウンライフ家づくりは、主に新築の一戸建てを検討している方におすすめのサービスで、家づくりで欠かせない「間取り・費用・土地探し」に関する情報をまとめた資料を受け取れます

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オンラインや対面でのお話し等はなく、オンラインで希望の条件を入力して、あとはご自宅に資料が届くのを待つだけで移住計画を進められます。

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住まいプラネットは、一戸建てに限らずマンションなどの不動産の購入を検討している方におすすめのサービスです

例えば、一戸建ての購入を検討している方でも「マンションはどうなの?」と疑問に思うはずです。

  • 全部で予算はどれくらいするの?
  • 土地を探すにはどうしたらいい?
  • 戸建てにするか?マンションにするか?
  • 子供の学費や老後準備資金とのバランスは?
  • 住宅ローンの審査に通るかな? など

夢のマイホームを建てる際に失敗は許されないので、質問したいことも多いと思います

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まとめ

いかがでしたか?

今回ご紹介した内容は下記にまとめています。

  • 福岡移住は「情報収集」が肝心
  • 自然災害が少なく物価も安い福岡県
  • 水道光熱費の基本料金が高く業界の幅は狭い
  • 治安はかなり良い
  • 子育て支援も積極的にしている

福岡移住は「情報収集」が重要なポイントになっており、子育て環境や教育環境、治安、住まいに関する情報はしっかりと集めましょう

福岡県は全国的に見ても自然災害が少なく物価も安い都道府県ですが、水道光熱費の基本料金が高いのはデメリットです。

過去に大規模な自然災害の被害を受けた記録はありますが、自然災害を受けた経験を生かし耐久性を高める都市開発を進めています。

治安はかなり良くなっており、子育てにも最適な環境が整えられています

福岡県に移住を検討している方は、当サイトで治安や子育てに関する情報を他にも用意していますので、気になる方はぜひご覧ください

最後までご覧いただきありがとうございます。