マンション・一戸建ての購入前に知っておきたい注意点とは?失敗例や事前にできる準備などをまとめて解説します。

家族での移住を機に「マンション」や「一戸建て」を購入する方が増えていますが、一度に大きなお金が動く分、失敗するリスクは計り知れないものです。

実際に、失敗や後悔をしている方の中には、事前準備をしておけば防げた方も多く含まれているため、事前準備をしっかりすることが成功へのカギになります。

今回は、エリア選びと一緒に知っておきたい「事前準備」について解説していきます

実際の「失敗例」や、事前準備をスムーズにできるサービスをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

福岡市の7区の特徴をおさらい

マンション・一戸建てを購入する上で、最も重要となる「エリア選び」に失敗してしまうと、不動産の購入も失敗してしまう可能性が高くなります

特に、福岡市には7つの行政区があり、それぞれ違った特徴を持っているため、エリア選びの時点で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

まずは、福岡市を構成する7区の特徴を

  • 資産価値
  • 利便性
  • 平均価格

の3つと比較しながら、まとめてみます。

博多区

平均価格・新築マンション:2,910万円〜1億4,000万円
・中古マンション:2,974万円
・土地価格:6,127万円
過去10年間の増減率・マンション:+126.1%
・土地:+66.6%
10年後の予想価格・マンション:+20.2%
・土地:+36.3%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

博多区は、福岡市を構成する7区の中でも、中心となっている行政区で、人通りの多さや利便性の良さから、マンションの購入地として非常に人気です

主要な建物といえば「博多駅」が挙げられ、博多の玄関口として移住を希望する方も多い印象を受けます。

博多区で不動産を購入する大きなメリットは「資産性が高い」ことにあります

現在、政令指定都市の中で、最も著しい発展を遂げている「福岡市」の中心地ともなれば、資産価値が高いことは明らかですよね。

博多駅へのアクセスや、福岡空港に近いこと等、周辺の環境も高く評価されています。

反対に、博多区で不動産を購入するデメリットは「ある程度賑やかである」ことです

特に、子育てをする方が気にしている「騒音」が、博多区では多く発生しており、例えば、福岡空港に近い場所では「飛行機の音」が目立ちます。

場所によっては都市高速道路にも近いので、マンションを購入する場合は、購入する「場所」に気を付ける必要があります

中央区

平均価格・新築マンション:3,320万円〜3億5,000万円
・中古マンション:2,699万円
・土地価格:8,125万円
過去10年間の増減率・マンション:+77.4%
・土地:+48.7%
10年後の予想価格・マンション:+7.7%
・土地:+69.0%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

中央区は、博多区に並ぶ、福岡市を構成する7区の中でも、特に栄えているエリアで、マンションの購入地として人気があります

中央区とは言っても、天神のようなデパートが並ぶ場所もあれば、大濠公園のような自然豊かな場所もあるため、選択肢に幅があります。

中には、高級住宅街も含まれているため、高級志向の方にもおすすめです。

中央区で不動産を購入するメリットは「利便性が非常に高い」ことが挙げられます

福岡市の中心に位置している「中央区」は、福岡市内のどこにでもアクセスがしやすく、気軽に外出できるといったメリットがあります。

また、地下鉄空港線は、博多駅や福岡空港まで乗り継ぎなしでアクセスできるので、利便性はピカイチです。

中央区で不動産を購入することのデメリットは、博多区と同じく「賑やかである」ことです

福岡市の中心地である以上、人通りや交通量が非常に多く、住む場所によっては夜間まで話し声がする場所もあります。

飲み屋が多いこともあり、不動産を購入する場所に注意が必要なエリアです。

早良区

平均価格・新築マンション:4,298万円〜6,830万円
・中古マンション:4,024万円
・土地価格:5,064万円
過去10年間の増減率・マンション:+55.5%
・土地:+26.3%
10年後の予想価格・マンション:+18.0%
・土地:+22.6%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

早良区は、西南中学校・高等学校や修猷館高校など、有名な教育機関が集まっている行政区で、北側と南側で住環境に大きな差があるエリアです

北側には、西南中学校・高等学校や修猷館高校といったレベルの高い教育機関が集中しており、主にマンションの購入地として人気があります。

反対に、南側は、田舎の特色が強く出ており、一戸建ての購入地として人気があります。

早良区を一言で表すとしたら「田舎すぎず都会すぎない街並み」という言葉がぴったりです

早良区は、中央区の西側に隣接している行政区ですが、ビジネスビルが多く建てられているエリアではなく、むしろ、住宅街の方が多い印象を受けます。

昔ながらの商店街や老舗も多く残っているため、近年「住みやすい街」として、移住者から注目を集めています

地下鉄空港線を使えば、天神や博多へすばやく移動できるのも嬉しいですね。

東区

平均価格・新築マンション:3,590万円〜1億7,700万円
・中古マンション:2,329万円
・土地価格:3,066万円
過去10年間の増減率・マンション:+67.5%
・土地:+37.9%
10年後の予想価格・マンション:+19.6%
・土地:+21.3%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

東区は、天神や博多へ勤務する方が「ベッドタウン」として利用している行政区で、他のエリアよりもファミリー層が多いのが特徴です

また、不動産購入の費用を安く抑えられるため、金銭的な負担を減らしたい方にも適しています。

場所によっては、利便性が著しく悪い場所もあり、自家用車の有無によって利便性が大きく左右される点には注意が必要です。

東区を一言で表すと「自然豊かな土地」という言葉がぴったりです

東区は、海と山に囲まれた土地なので、暮らしていく中で自然を感じる機会が非常に多く、ファミリーから圧倒的な人気があります。

また、近年の都市開発によって生まれ変わった「千早」や「香椎」は、とにかく綺麗な街並みで、子育てにもぴったりです

子育てを機に、不動産購入を検討している方が多い印象を受けます。

西区

平均価格・新築マンション:3,530万円~5,070万円
・中古マンション:3,516万円
・土地価格:2,872万円
過去10年間の増減率・マンション:+52.0%
・土地:+26.8%
10年後の予想価格・マンション:+6.4%
・土地:+11.8%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

西区は、福岡市の行政区の中で、最も自然を感じられる場所として人気が高く、近年、移住者が著しく増加しています

西区の北側には「姪浜」があり、姪浜駅からは「地下鉄空港線」が出ているので、利便性もバッチリです。

西区が人気の理由の一つに「不動産購入の金銭的負担が少ない」ことが挙げられます

まだまだ発展途上の「西区」は、土地価格・マンション価格ともに落ち着いており、お金を節約しやすいのがメリットです。

一度に大きなお金が動く「不動産購入」において、他のエリアよりもアドバンテージがあります。

ファミリー・子育て世帯が特に集中しているエリアなので、治安が非常によく、永住する場所としてはもってこいです

南区

平均価格・新築マンション:3,660万円〜5,850万円
・中古マンション:3,193万円
・土地価格:6,162万円
過去10年間の増減率・マンション:+45.3%
・土地:+29.5%
10年後の予想価格・マンション:+10.8%
・土地:+11.4%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

南区は、北側と南側で特色が大きく異なるエリアで、北側は利便性に長けた高級住宅街、南側はのどかな田舎が広がっています

北側の「高宮」や「大橋」は、天神大牟田線が利用できる利便性と、高級住宅が並ぶエリアがあり、都市部へのアクセスも簡単です。

南側は、一戸建ての購入地として人気があり、費用を抑えやすい反面、利便性が皆無なので、自家用車が必須です。

一戸建ての購入地としての人気が高い分、土地価格や増減率は高めなので、ご自身のお財布事情と相談する必要があります

金銭的な負担を減らしやすいことの他にも、エリア選びの選択肢が広いため、移住地候補がいくつも挙がるのも嬉しいですね。

近年は、多くの新築マンションが建てられていることでも知られています

城南区

平均価格・新築マンション:5,190万円~7,260万円
・中古マンション:2,979万円
・土地価格:3,005万円
過去10年間の増減率・マンション:+47.1%
・土地:+18.5%
10年後の予想価格・マンション:+8.0%
・土地:+17.8%
利便性
ダイヤモンド不動産研究所より引用

城南区は、2023年3月に地下鉄七隈線の延伸工事が終わったことを境に、人気度が急上昇しているエリアです

以前の地下鉄七隈線は、天神までしかアクセスできませんでしたが、博多駅まで繋がったことで利便性が高まり、移住者が急増しています。

マンション・一戸建ての購入地として選ばれており、どちらを購入しても損をしにくいのが特徴です

福岡大学を中心に、教育機関が充実しており、子育て世帯から特に高い評価を獲得している行政区です。

城南区の唯一のデメリットは「街並みがシンプルすぎる」ことが挙げられます

城南区の8割は「住宅地」が占めており、目立った娯楽施設がないので、自家用車がないとかなり暇なエリアです。

裏を返せば、静かにゆっくりと暮らせるため、理想の家族暮らしを実現したい方に向いています。

実際に購入した人の失敗例から学ぶ

エリア選びの段階では、まだまだ購入までの道筋から遠いので、具体的な購入ルートを考えていない方も多い印象を受けます。

しかし、一度に大きなお金が動く「不動産購入」では、時間をかければかけるほど、失敗や後悔のリスクを減らすことができます

ここからは、実際に購入して「失敗」や「後悔」をしている方の口コミを元に、失敗の原因について解説していきます。

30代夫婦・子供2人の家庭

昨年新築マンションを購入しましたが、購入したことを後悔しています。考えが足りなかった自分が悪いのは承知しています。

マンションを購入する前は戸建てを検討していたのにもかかわらず、マンションも見てみようと軽い気持ちで見に行ったら、その時は主人も私もいいなと思い、そのままトントンと話が進み購入してしまったのですが、生活スタイルに合わず1年も経っていないのに、毎日後悔ばかりです。

【一部抜粋「Yahoo!不動産口コミサイト」より引用】

今回の失敗の原因は「軸がずれてしまったこと」と「情報収集不足」です

元々は、一戸建ての購入を検討していた家庭でしたが、マンションも気になってしまい、見に行った先で理想と思える物件に出会ってしまいました。

おそらく、最初は一戸建てのプランを検討していたと思いますが、いきなりマンションに切り替えたことで、情報が皆無の状態で購入をしてしまったケースですね

現在、福岡市でも多くの新築マンションや土地情報、一戸建てが売り出されており、それぞれで価格や間取りが異なるため、いきなり軸をズラしてしまうと失敗するリスクが高まります。

一戸建てを購入するのか、マンションを購入するのかをしっかり確認しておき、情報収集をきちんと行いましょう。

夫婦・小さなお子様2人

1年程前に駅近の閑静な住宅街に引っ越して来ました。

夫が気に入った市内の新築マンションです。

幸せなはずなのに静かすぎて寂しいです。

徒歩圏内には小さなスーパーとこじんまりとした飲食店のみ。

あとは自転車に乗るか電車を利用すれば何でも揃うのですが正直凄く不便に思ってしまいます。

駐車場も徒歩5分程歩いた所に借りていてすぐに出せないし、生活がしづらくイライラしてしまいます。

夫は静かで落ち着くし買い物も近くのスーパーだけでいいだろうと言いますが、100均もパン屋も飲食店もなく自転車がなかったら生活出来ないのでこの先の事を考えるともっと便利な街に引っ越したいと強く思ってしまいます。

【一部抜粋「発言小町」より引用】

今回の失敗の原因は「エリア選び」と「旦那さんとの意見の違い」です

駅近の新築マンションを購入したものの、周りはスーパーだけで、奥さんはかなり不満に感じています。

旦那さんは、静かな環境とスーパーがあれば十分だと考えているようですが、意見が分かれています。

文章だけでは詳細がわかりかねますが「夫が気に入った市内の新築マンションです」という文面を見る限り、夫婦でよく話し合って意見を照らし合わせていないのがわかります

詳細な不動産購入の計画を立てていないため、どちらか一方が不満を抱えてしまっている状況です。

事前に購入への事前準備や話し合いをしっかりとしておけば、失敗や後悔のリスクを大幅に減らせたと思います。

事前準備の全てを凝縮したサービス1選

そんな、ちょっとめんどくさい「不動産購入の事前準備」を一括で完了できるサービスが「タウンライフ 不動産売買」です

資料請求といった形で「中古・新築マンション」と「中古・新築一戸建て」に関する『未公開物件』や『値下げ情報』など、普通では手に入らない情報を受け取れます

資料請求なので

  • 希望の物件形式(マンションなのか一戸建てなのか)
  • 希望の間取り
  • 予算
  • 家族構成
  • 現住所
  • メールアドレス
  • 電話番号 など

入力する項目が多いのは難点ですが、入力さえしてしまえば、希望の条件を満たす物件を紹介してくれます。

わざわざ不動産屋に聞かなくても、家から事前準備を進められるのは大きなメリットではないでしょうか。

不動産購入を慎重に進めたい方は「タウンライフ不動産購入」を活用してみてください

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まとめ

いかがでしたか?

今回ご紹介した内容を、簡単にまとめてみます。

  • 福岡市を構成する7区で特徴が異なる
  • 失敗する原因のほとんどは「情報収集不足」
  • タウンライフ不動産購入のようなサービスを活用する

福岡市を構成する7区には、それぞれ特徴があり、資産性だけを見るなら博多区や中央区が好まれています

しかし、人通りが非常に多く、賑やかといった部分でデメリットにつながるケースもあります。

また、値段が非常に高いので、お金に余裕がある方しか手が届かないのもデメリットです。

このように、7区にそれぞれのメリット・デメリットがあるので、エリア選びに不安がある方は、再度エリア選びから進めてみましょう

不動産購入で失敗する原因は「情報収集不足」ですが、突然「情報を集めた方が良い」と言われても、何から始めるのが効果的なのかわかりませんよね。

今回ご紹介した「タウンライフ不動産購入」のようなサービスを利用して、効率よく情報収集を進めていきましょう

最後までご覧いただきありがとうございました。

当サイトでは、福岡市の幅広いエリアの治安や住みやすさをまとめていますので、エリア選びにまだ悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。