福岡市は政令指定都市の中で「若者の移住率」が全国トップの数値を記録しており、一人暮らしを始める方も年々増加傾向にあります。
福岡市で初めての物件探しをした私も、不安と緊張でいっぱいになりながら物件探しをスタートしました。
今回は福岡市で物件探しをした私が「一人暮らし用の物件を探すコツ」をご紹介します。
私自身が聞いた話や経験を交えながら「家賃や初期費用の詳細金額」や「優良物件に出会うコツ」をご紹介しています。
福岡市で一人暮らしを始めたい方はぜひ参考にしてください。
事前に住みたいエリアを絞っておきたい
もし、ご自身の就職するエリアが決まっている場合は、事前に住みたいエリアを決めておくとスムーズに物件選びをスタートできます。
同時にどの通勤手段を利用するかも決めておきましょう。
おすすめの通勤手段は下記の通りです。
例えば、地下鉄で通勤する方は駅が近い物件だと理想的ですよね。
駅までの距離が多少離れても、地下鉄であれば天神や博多まで簡単にアクセスできるため、通勤時間は20分〜30分に収まります。
自転車であれば、職場から少し離れた物件でも問題なく住めるでしょう。
私の場合は、博多駅周辺に職場があったので「自転車で15分〜20分圏内」といった条件を提示していました。
駅から少し離れている物件は「家賃が安い」という特徴を持っており、生活費を削減したい方は自転車で通勤するのもよいですね。
ご自身が考える物件選びの条件とあわせて「エリア選び」を進めていきましょう。
福岡市で一人暮らし用の物件を探すコツとは?
物件探しをした経験がない方にとって、物件探しを始めるのは少し勇気がいりますよね。
大学4年生だった私も物件探しの経験がなく、少し不安になったのを覚えています。
しかし、物件探しを進めていくと徐々に楽しくなっていき、最終的には優良物件を紹介してもらえました。
ここからは福岡市で実際に物件探しをした経験から「福岡市で物件探しをスムーズに進めるコツ」をご紹介していきます。
物件を探し始める時期とは?
福岡市で物件を探し始める時期は、周りがまだ物件を探し始めていない「8月〜11月」が最適です。
早めに就職が決まったタイミングで物件探しを始めても遅くないタイミングなので、できる限り早めの物件探しがおすすめです。
8月〜11月は物件探しをする人が少なく、条件にあった物件を多く紹介してもらえるのが最大のメリットといえます。
12月〜3月の繁忙期になると、空いている優良物件を狙う競合も増えてくるため、なかなか納得がいく物件に出会えない可能性も高くなります。
また、就職までに時間があるので、自由な時間を使って余裕のある物件探しができるのもメリットです。
不動産屋に条件を早めに伝える
不動産屋に条件を早めに伝えておくと、条件にあった物件から「退去届」が出た場合に物件を確保してくれる可能性があります。
実際に私が現在住んでいる物件も、探し始めてから1ヶ月後に退去届が提出された優良物件です。
スーモやホームズなど、大手賃貸サイトに掲載される前の優良物件に案内してもらえる可能性もあるため、条件を伝えておくのは非常に重要です。
8月〜11月の早い段階で物件探しを始めると、その間に退去届が提出される物件もあるので、早めの物件探しはメリットしかありません。
焦らず自分が納得できる物件を探す
福岡市の物件探しは焦らず時間をかけて、自分が納得できる物件を探すことが重要です。
物件には家賃の支払い形態や間取りなど、幅広い条件があります。
全て理想の物件は滅多に見つからないので、できる限り理想の条件に近づけることを意識しましょう。
どこかで妥協をしてしまうと、今後の人生に関わってくるため多くの物件を見てまわることをおすすめします。
ご自身が焦らないためにも、早めに物件選びを開始してください。
全ては物件探しを早めに始めることから始まっています。
家賃と初期費用はいくらかかる?
できる限り安く抑えたい「家賃」と引越し最大の支出「初期費用」がいくらかかるかご存じですか?
特に、初期費用に関しては物件選びをした経験がない方にとって、あまり想像ができない支出ですよね。
ここからは福岡市で物件選びをした際にかかった「初期費用」と現在支払っている「家賃」をご紹介していきます。
実際に支払った金額を載せていますので、ぜひ参考にしてください。
家賃
福岡市に住んでいる私が支払っている家賃は「53,580円」です。
内訳は下記にまとめています。
家賃 | 46,500円 |
共益費 | 3,000円 |
その他 | 4,080円 |
基本的に家賃だけでなく「共益費」や「町費」といった形で、家賃に加算される費用を含めて「家賃」と呼びます。
支払いは毎月発生するため、社会人の給料の3分の1に抑えるのがおすすめです。
物件探しの際は共益費や町費などを含めた金額を、不動産屋に伝えましょう。
家賃だけを伝えてしまうと、共益費を含めた際に予算をオーバーしてしまう可能性も考えられます。
初期費用
物件を契約した際にかかった初期費用は「179,680円」でした。
初期費用の内訳は下記にまとめています。
敷金 | 0円 |
礼金 | 0円 |
仲介手数料 | 51,150円 |
家賃(初月分) | 46,500円 |
共益費 | 3,000円 |
その他(町費など) | 3,030円 |
保証会社料 | 10,000円 |
事務手数料 | 16,500円 |
鍵交換代 | 22,000円 |
アプリ設定料 | 16,500円 |
消毒料 | 11,000円 |
合計 | 179,680円 |
初期費用は選んだ物件によって大きく差が出るポイントです。
例えば、SUUMOが公開している「三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)での一人暮らしの家賃・共益費の平均」によると、一人暮らしの初期費用の平均は「391,535円」でした。
私が実際に支払った金額と比較しても、2倍以上の差があります。
私が福岡市で初期費用が抑えられたポイントは下記の3つです。
初期費用を大きく抑えるポイントは、敷金・礼金の有無によって左右されます。
また、保証会社が学生プランの使用を認めてくれたため20,000円安い金額で入居できました。
早めに物件探しを始めると敷金・礼金なしの物件を見て回れるので、早めの物件探しがおすすめです。
物件選びで知っておくべき「木造」と「鉄筋」の違い
一人暮らしの物件には「木造」と「鉄筋」の2種類があり、それぞれの特徴を知っておくべきでしょう。
それぞれの特徴は下記にまとめています。
木造 | ・遮音性が鉄筋と比べると低い ・築浅できれいな物件が多い ・湿気がたまりにくい |
鉄筋 | ・遮音性が高く、静かに暮らせる ・築年数がある程度経過した物件も多い ・地震や災害に強い |
木造物件は築浅できれいな物件が多く「いいな」と思う物件のほとんどは木造建築だと思います。
湿気がたまりにくく快適に過ごせる反面、遮音性はそこまで高くなく、隣人の物音や足音が聞こえる物件も多く見られます。
鉄筋物件はある程度築年数が経過している物件も多く見られますが、遮音性が高く、周りの音を気にせず暮らせる点がメリットです。
地震や災害にも強く、安定した地盤に建てられるので安心して暮らしたい方におすすめです。
しかし、鉄筋物件は木造物件と比較して数が少ないため、条件のよい鉄筋物件はすぐに埋まってしまうので注意しましょう。
福岡市で優良物件に出会うコツとは?
福岡市で優良物件に出会うコツは「できる限り時間をかける」ことです。
優良物件はすぐに埋まってしまうので、大手賃貸サイトに掲載されない可能性もあります。
優良物件に出会うためには、不動産屋に早い段階で訪れておき、条件を先に伝えておきましょう。
その間に退去届を出す人が現れて、優良物件が空く可能性も高く、条件に最適な物件が見つかるかもしれません。
現在福岡市に住んでいる私の物件も、不動産屋に訪れてから1ヶ月ほど経過した時に退去届が提出された物件です。
焦らずじっくりと物件探しを進めることで、優良物件に出会える可能性も高くなります。
選ぶべきではない物件の特徴とは?
福岡市には一人暮らし用のアパートやマンションが多く見られますが、中には「選んではいけない物件」が存在します。
例えば、教育機関がある地域では、コンビニに集まって夜遅くまで話す大学生が問題になっているのをよく耳にしますよね。
契約期間を満了できない場合は「違約金」が発生するため、物件選びの段階から注意しておきましょう。
ここからは福岡市の「選ぶべきではない物件」の特徴を紹介していきます。
周囲が薄暗く、活気がない
周囲が薄暗く、活気がない場所にある物件は、できる限り避けるのがおすすめです。
また、日当たりが悪くカビや苔がたくさん生えているような、不衛生な見た目の物件も避けてください。
周囲が薄暗いエリアは、人通りも少なく犯罪のリスクも上がってしまうため、特に女性は気をつけたいポイントです。
ゴミ捨て場が汚い
共用部、特に「ゴミ捨て場」が荒らされているような物件は避けましょう。
マンションやアパートのゴミ捨て場は、その物件の治安を表す指標でもあり、ゴミ捨て場が汚い物件は治安もよくない傾向にあります。
また、福岡市ではゴミ袋が有料なので、きちんと有料のゴミ袋でゴミが出されているのかも確認してください。
有料のゴミ袋に入っていないゴミは回収されないため、ゴミ捨て場を見ればすぐにわかると思います。
住民がルールを守っているかを確認できる「ゴミ捨て場」は、必ず確認することをおすすめします。
築年数が古い
築年数が古い物件でも1981年以前に建てられた物件は、新耐震基準を満たしておらず耐震性にも問題があるため注意が必要です。
また、地盤沈下による床の傾きや設備の劣化などもあり、できる限り避けておきたい物件の特徴です。
しかし、築年数が古い物件は家賃が安いため、築年数が古い物件を視野に入れる際は実際に足を運んで床の傾きなどを確認しましょう。
一人暮らしのエリア選びで迷ったら?
福岡市の一人暮らしに適したエリア選びをしたいけど、なかなかイメージが湧きづらいと思います。
福岡市は7区で構成されており、家賃の安さや利便性はそれぞれ大きく異なります。
福岡市で賃貸が探せるおすすめサイト3選
一人暮らしを始める際に必ず必要になる「住まい」は、できる限りこだわりたい方も多い印象です。
実は私も一人暮らしを始める際に、10〜15件ほど実際に回って内見をしたり、Webからのオンライン内見をして今の物件を選びました。
ここからは福岡市の物件をお得に探せる賃貸物件サイトを3つご紹介します。
goodroom賃貸
goodroom賃貸は、賃貸の中でもデザイン性に長けた物件を取り扱う賃貸検索サイトで、他で取り扱う物件にはないデザイン性の高い物件を選べます。
リノベーションされた物件をはじめ
他とは違う物件が選べるのもgoodroom賃貸の特徴ともいえます。
物件はgoodroomのスタッフが一枚ずつ丁寧に写真撮影を行なっており、気になるマイナスポイントもしっかりと掲載されているのも嬉しいですよね。
実際に来店ができない場合でも、Web内覧も可能ですので賃貸を契約しようと考えている方はWeb内覧から始めてみてはいかがでしょうか。
キャッシュバック賃貸
キャッシュバック賃貸はその名の通り、入居者に対してキャッシュバックを行なっている賃貸サイトです。
福岡市内の物件であれば5,000円のキャッシュバックを受けることができ、他のサイトでは何も得られないのを考えると5,000円は大きなお金ですよね。
カテゴリーでの検索も非常に細かく、福岡市であれば地下鉄の路線から検索できるので指定のエリアを簡単に検索できます。
少しでも安く契約したい方やお得に賃貸を契約したい方におすすめの賃貸サイトです。
レオパレス
レオパレスは家具や生活家電などが備え付けられており、敷金や仲介手数料が一切かからない初期費用を大きく抑えたい方におすすめの賃貸サイトです。
引っ越しの際にかかる費用の中で最も大きな支出となるのは「初期費用」で、敷金・礼金なしでも20万円前後かかります。
追加で敷金・礼金ありだと30万円を超えるケースも珍しくありません。
また、引っ越し後にも家電を買い揃える必要があり、冷蔵庫や洗濯機など基本的な家電でも15万円ほどかかります。
それら全てに費用がかからないのがレオパレスの強みです。
一人暮らしにお金をかけたくない人や初期費用を抑えたい方におすすめのサイトです。
まとめ:できる限り早めに行動する
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容を簡単にまとめています。
ご自身の就職先が決まっている場合は、通勤手段と照らし合わせて住みたいエリアを絞っておくとスムーズに物件選びを進められます。
物件探しは8月〜11月が最適で、12月を過ぎると繁忙期に入るため内見の予約も取りにくくなってしまいます。
できる限り早めに物件探しを始めて、ゆっくり時間をかけて物件を探しましょう。
「築年数が古い物件」や「ゴミ捨て場が汚い物件」は要注意です。
住むべきではない物件の特徴を把握して、効率的に物件選びを進めていきましょう。
福岡市で一人暮らしを始める方は、ぜひこの記事を参考にしながら物件探しを進めてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました